
JR東海バスが所有する三菱ふそう・エアロエース。
車両番号より2012年式の車両であることがわかります。このあたりの年代のエアロエースで型式を外観から見分けるポイントとして、扉側最後部にある尿素水補給口のフタおよびラジエーターグリルが挙げられます。フタが長方形ならLKG-車、フタが正方形でラジエーターグリルが拡大されていなければQRG-車、ラジエーターグリルが拡大されていればQTG-車(あるいは最末期のQRG-車)という具合に判断ができるのですが……
排ガス規制記号が「LKG-」から「QRG-」に変化したのは2012年9月12日のことですが、この車両は製造段階でそのマイナーチェンジをまたいだのか、外観や仕様はLKG-車・登録はQRG-車というややこしいことになっています。というわけで、型式はQRG-MS96VPとなります。
LKG-車~QTG-車にかけてのエアロエースはマイナーチェンジと排ガス規制記号の変更のタイミングが数か月ほどずれているため、型式を見分けるには車体の外観のほか、リア側のどこかにあるステッカーや、可能であれば車両番号より登録年などの情報が必要になってくるのです。
なお、同車は2019年10月中旬ごろに静岡支店へ転属しており、2019年12月現在「静岡200か1010」のナンバーを付けています。
事業者:JR東海バス
ナンバー:名古屋200か3141(→静岡200か1010)
車両番号:744-12954
車種:三菱ふそう/エアロエース
ボディ:三菱ふそうバス製造
型式:QRG-MS96VP
年式:2012年
撮影時系統:新東名スーパーライナー2号
撮影日:2017年9月27日