
日立電鉄交通サービス(当時)が所有する日産ディーゼル・スペースウイングⅠ。車体は富士重工R17型S(7S)。登録ナンバーより1996-97年式あたりの車両と推測されます。
型式はKC-RA550RBN。数字部分の下2桁がエンジンの種類と対応しており、標準出力のRA531系が出力350psのRG8型エンジンを、高出力のRA550系が出力400psのRH8型エンジンを搭載しています。その後にはホイールベース、サスペンション、ブレーキと続くのですが、その3つの組み合わせがなかなか多岐にわたり、見えないところで実は「RBK」だったり「SBN」だったり「TBM」だったり「RBL」だったりするのです。難しい!
車体は緩やかな曲面を描く上下2段の大きな前面窓が優美かつ迫力のある印象。さらに側面の肩部を黒く塗装することによって側面窓と一体的に見せており、その存在感はばっちりです。
排ガス処理装置も取り付けてあり、東京の都心にもこの通り問題なく乗り入れ可能です。
なお、所有者であった日立電鉄交通サービスは2019年4月30日をもって茨城交通に吸収合併され、同社の日立オフィスとなっています。古参車ですがこの車両は茨交へと引き継がれたのでしょうか……?
事業者:日立電鉄交通サービス(当時)
ナンバー:水戸22あ2023
車両番号:-
車種:日産ディーゼル/スペースウイングⅠ
ボディ:富士重工業 R17型S
型式:KC-RA550RBN
年式:1996or97年
撮影日:2017年9月27日