
茨城交通が所有するいすゞ・LV。富士重工業製の通称7Eボディを架装した、ツーステップベースの前中ワンステップ車です。
ちょうど前中ワンステップ車の普及が始まった辺りとなる1997年式の車両で、2011年に京成バスから移籍してきました。
フロントバンパーが下辺を切り詰めけん引フックを1ヶ所としたものになっており、従来の7Eとは異なる特徴的な面構えをしています。側面窓も天地寸法の大きい黒サッシの逆T字窓を採用し、また屋根上にはのちのエルガ等にも見られるゼクセル製クーラーのコンデンサユニットが搭載され、近代的かつ開放感のある軽快な外観の車両に仕上がっています。
また、いすゞ車ゆえ扉側の後方にエンジングリルがありますが、床構造周辺の変化からか開口部の形状も従来のものと異なり、上下2段に分かれてところどころ凹凸のある長方形となっています。
なお、同車はこれより前に移籍してきた
水戸200か1171より少し車体長の長いN尺車となっていますが、両者の長さの違いは側面窓の最前の1スパンの長さの違いを見るとわかりやすいです。
事業者:茨城交通(←京成バス)
ナンバー:水戸200か1213
車両番号:-
車種:いすゞ/LV
ボディ:富士重工業 R17型E
型式:KC-LV380N改
年式:1997年
撮影日:2017年8月31日