
庄内交通が所有する三菱ふそう・エアロクイーン。2011年式のLKG-車です。
扉側側面にラジエーターグリルがあり、かつ後方の尿素水補給口が下寄りについているのがLKG-車(および初期のQRG-車)の特徴です。冷房はサブエンジン部分のグリルがひとつの三菱重工製サブエンジン式冷房を搭載しています。車内は補助席の数によりますが47人(補助2席)~52人(補助7席)乗りで、トイレの設備はありません。
外装は白をベースに五線譜をモチーフにしたベージュの模様と「SHONAI」のレタリングでシックに落ち着いていますが、その後方に庄内地方を表した地図がそのまま載っているのがなかなか個性的です。フロントには「SK」のロゴマーク、乗降扉には「Shoko Kanko」のレタリングが入れられています。
普段はこの通り(と言っても庄内→東京のロングランですが)貸切車両として活躍していますが、お盆や年末年始の夜行高速バス繁忙期にはトイレ無し車両ながら東京各地と庄内地方を結ぶ「夕陽号」の続行便に充当されることも多いようです。
庄内ナンバーはまるで近年創設されたご当地ナンバーのような雰囲気ですが決してそんなことはなく、2桁ナンバー時代の1991年から払い出されている由緒あるナンバーなのです。
事業者:庄内交通
ナンバー:庄内230あ330
車両番号:330
車種:三菱ふそう/エアロクイーン
ボディ:三菱ふそうバス製造
型式:LKG-MS96VP
年式:2011年
撮影日:2017年1月18日