
仙台市交通局が所有するいすゞ・LV。標準尺のエアサスツーステップ車で、車体は富士重7Eを架装しています。
仙台市は日デ車・いすゞ車に富士重工ボディを架装した車両を導入しており、両者では仕様も揃えられていますが、扉側の側面にグリルがあるのがいすゞ車、ないのが日デ車と容易に見分けることができます。
仙台市のほか、静岡鉄道、東武鉄道などでは、純正キュービックのスタイルのデザイン的・機能的な独特さを嫌ってか純正ボディをほとんどあるいは一切導入せず、いすゞ車には富士重工製ボディを組み合わせて導入してきました。
また、この3社局は、キュービックとしての末期に曲面ガラス2枚で前面窓を構成したいわゆる「東武顔」マスクのキュービックを導入した点でも共通しています(→
静岡200か45、
仙台230あ205)。
車体塗装は水色に青の帯を回した同局の標準で、側面窓は青い着色ガラスの逆T字窓を採用。1990年~1996年の間に導入された車両の一般的な仕様です。
前面向かって右側のにわとりのステッカーは所属営業所を表し、仙台市役所を中心に12の方位を干支と対応させた動物が選ばれています。にわとりのマークは仙台市役所から見てほぼ真西に位置する川内(かわうち)営業所および付帯する白沢(しらさわ)出張所の所属車両となります。
事業者:仙台市交通局
ナンバー:仙台230あ6441
車両番号:-
車種:いすゞ/LV
ボディ:富士重工業 R17型E
型式:KC-LV280N
年式:1995年
撮影日:2016年4月6日