

名阪近鉄バスが所有するいすゞ・エルガハイブリッド。車内後方にバッテリー搭載スペースがあり、その部分にあたる非常口後ろの側面窓がふさがれています。
日野車を愛用していた同社においては珍しいいすゞ車で、2014年に1台のみ導入されました。平成28年度重量車燃費基準+10%を達成しており、排出ガス規制記号は「QQG-」となります。同社初・唯一のハイブリッド車ということで、一般車の暖色系・直線的な塗装とは大きく印象の異なる、白をベースに青・水色系をのびのびと曲線的に配した独自の塗装をまとっています。
名阪近鉄バスは2007年10月1日より三交ホールディングス(現:三重交通グループホールディングス)の子会社となっており、いすゞ車の導入は親会社の影響が大きかったのでしょう。また、新車・既存車を問わず、前輪の周辺には青い四角の「Mie Kotsu Group」ないし「SANCO GROUP」のステッカーが貼り付けられています。
なお、名阪近鉄バスでは所有車両の行先表示器を積極的に白色LEDのものに換装しており、同車も例に漏れず各面の行先表示器が白色LED化されています(途中従来の橙単色に戻っていた時期もあるようです)。また、ヘッドライトもロービーム→ハイビームの順に時期をあけてLED式のものに換装されており、現在では4灯すべてがLED式になっています。
事業者:名阪近鉄バス
ナンバー:岐阜200か1650
車両番号:-
車種:いすゞ/エルガハイブリッド
ボディ:ジェイ・バス
型式:QQG-LV234N3
年式:2014年
撮影日:2015年9月8日