
三交伊勢志摩交通が導入し、のちに三重交通に移籍したいすゞ・ガーラSHD。
2011年に導入された夜行仕様車で、床下にトイレと乗務員仮眠室を備えています。側面窓は全固定窓を選択していますが、ガラスはスモークではなくグリーンの着色ガラスとなっています。また、タイヤホイールはいかつい外観のトピー工業製「エクスモード」を装着しています。さらによく見るとフロント向かって右側のドアコック付近に鍵穴がついていますが、このドアコックを鍵付きにしている車両は珍しいかもしれません。
車体の塗装は白をベースに赤と緑の帯を回し、後方に緑・黄緑・黄色のラインを入れた同社の夜行車の標準的なデザインとなっています。加えて「EXPRESS 鳥羽・伊勢 ⇔ 東京・大宮」の表記がいかにも地方からはるばるやってくる車両らしいポイントです。
三重交通の車両に付けられる固有番号はメーカーや用途で分けられているようで、いすゞ製の夜行高速車は5100番台の番号が付けられています。その中でも十の位が車両のモデルチェンジによって繰り上がっているのか、この5181号車はLKG-RU1ESBJ、5171号車はPKG-RU1ESAJ、5161号車はKL-LV774R2、5151号車はKC-LV782R1がそれぞれ称しています。ただし5160番台以前は「MAXY」の愛称の貸切車に付けられており、ひょっとしたらこの番台区分は用途ではなく床高さ(SHD)によるものかもしれません。
同車は三重交通グループの三交伊勢志摩交通によって導入されましたが、のちにナンバー等はそのままに三重交通本体へと移籍しています。
事業者:三交伊勢志摩交通(→三重交通)
ナンバー:三重200か1079
車両番号:-
車種:いすゞ/ガーラSHD
ボディ:ジェイ・バス
型式:LKG-RU1ESBJ
年式:2011年
撮影日:2017年4月13日