

茨城交通が所有する日産ディーゼル・UA。車体は富士重工業製のR17型E、通称7Eボディを架装しています。
1996年式の車両で、2009年に新京成バスから移籍してきました。
茨城交通はさまざまな事業者から7E架装の車両を調達しており、その中で黒サッシ+4枚折戸の車両は小田急バスと新京成バスからの移籍車が当てはまります。両者では車体長、運転席側のミラーおよびステーの形状と、側面の行先表示器の位置が異なることで見分けることができ、新京成バスからの車両は尺が長く、行先表示器は中扉の直前に設けられています。
中扉の注意書きが京成グループ出身らしいポイントですが、京成バスの7Eは二段窓なら銀サッシ、黒サッシなら逆T字窓のワンステップ車となっています。逆に新京成バスはワンステにも黒サッシの二段窓を採用し続けたことで知られていますが、そのタイプのワンステ7Eは茨交には移籍してきませんでした。
新京成バスから茨城交通に移籍した7Eは3台あり、いすゞLV+7Eが水戸200か1016・同1033の2台、日デUA+7Eは同1020の1台のみが在籍しています。シャーシメーカーは扉側後方のエンジングリルの有無で簡単に判別がつき(あればLV、無ければUA)、またUAは樹脂製のパーツが付いた吸気口が車体左後方の隅、LVは右後方の隅にあります。
事業者:茨城交通(←新京成バス)
ナンバー:水戸200か1020
車両番号:-
車種:日産ディーゼル/UA
ボディ:富士重工業 R17型E
型式:KC-UA460LSN
年式:1996年
撮影日:2017年8月31日