

しずてつジャストラインが所有する日産ディーゼル・スペースランナーJP。車体は西日本車体工業B-Ⅰ 96MCを架装しています。
2000年式の車両で、同型車は6台が導入されました(静岡200か52~57)。しずてつジャストラインおよび静岡鉄道において、日産ディーゼル車の導入は貸切車の一部を除くとモノコックの時代以来のことでした。
しずてつのJPは2000年~2002年の間に何度かに分けて導入されましたが、導入のタイミングによって仕様に少しずつ差異がみられます。
2000年式の第一陣はゼクセル製クーラーと3分割のリアウインドウを採用しており、中扉には明かり取り窓が設けられ、エンジングリルのメインの開口部は左下が欠けた五角形です。また、側面行先表示器は戸袋窓の前、車外スピーカーは中扉の後ろにあります。さらに、車内の座席は2000年式のこのグループのみ、後方の二人掛け座席の座面がわずかに前後にオフセットされたタイプの座席を装備しています。
前面行先表示器左右の臙脂色が特徴的ですが、近年になってフィルムの破れなどが見られるようになってきたためかより明るい赤の塗装仕上げとされており、若干印象が変化しています。
52号車は長らく丸子営業所に所属し、静岡駅を中心に主に西方面の路線や市街の循環路線で運行されています。2016年春ごろには施設アイコンの追加に伴い行先表示LEDのROMが更新され、このような細い数字の行先番号や「(営)」の省略表記は現在では見られなくなりました。
事業者:しずてつジャストライン
ナンバー:静岡200か52
車両番号:-
車種:日産ディーゼル/JP
ボディ:西日本車体工業 B-Ⅰ 96MC
型式:KL-JP252NAN改
年式:2000年
撮影日(前):2015年6月18日
撮影日(後):2016年9月18日