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でっかいおやまのふもとから

記録は残して積み上げてこそ!

宮崎交通:宮崎200か383

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宮崎交通:宮崎200か383



宮崎交通が所有するいすゞ・エルガミオ。2014年に神奈川中央交通から移籍した、2000年式の車両です。
ツーステップ車のため、クーラーユニットが屋根上になく、また側面窓の位置も高くその分幕板が狭い独特な外観をしています。全体的に車高が高い印象を受けますが、実際の全高は一般的なワンステやノンステとそれほど変わらないようです。

導入される車両の数が多く代替サイクルもそれなりに速い神奈中バスは、役目を終えた車両のほとんどが地方へと移籍しており、地方事業者のバスの体質改善に重要な役割を果たしています。 同車もそうして移籍した車両の1台です。
リーフサス・ツーステップのエルガミオは1999年に3台・2000年に14台の計17台が導入され、北は八戸市営・秋北バス・福島交通、新潟の南越後観光、南は宮崎交通・鹿児島交通と、日本の北と南にまとまって移籍しています。

屋根上には薄いかまぼこ型のベンチレーターが縦に3基並んで設置され、前扉直後の細い窓がこの幅でもしっかり開閉可能な逆T字窓になっています。このあたりの仕様はのちに導入されたワンステと共通しています。 また、リアには大きめの補助ブレーキランプを1対装備しています。
クーラーはエバポレーターを屋根に組み込んだビルトイン型となっており、コンデンサが床下に搭載されています。運転席側側面の前輪直後にあるグリルが放熱口で、ツーステップ車ではおなじみの装備ですが、これがエルガミオにあるのはなかなか新鮮な印象です。
また、神奈中の一番の特徴ともいえる運賃方式の表示窓は残存しており、「後払い」を掲出してしっかり活用されています。側面のものは埋められているか上から貼り付ける形で「出口/EXIT」「入口/ENTRANCE」の固定表示になっています。同時に移籍したエアロスターノンステップは側面の行灯を埋めたうえでピクトグラムを併記していますが、エルガミオは5台とも文字のみのこの形態です。

宮崎交通には5台の同型車が移籍し、1999年式は宮崎200か381、2000年式は宮崎200か368、370、382、そしてこの383となって活躍しています。
事業者:宮崎交通(←神奈川中央交通)
ナンバー:宮崎200か383
車両番号:-
車種:いすゞ/エルガミオ
ボディ:いすゞバス製造
型式:KK-LR333J1
年式:2000年
撮影日:2017年11月23日
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