富士急静岡バスが所有するいすゞ・エルガ。2006年式のワンステップ車です。
富士宮駅によく姿を見せるノンステップのW3261・W3262やW3467とは違った背の高いボディにグリーンベルト塗装がよく似合っています。広告やラッピングもなく、落ち着いてすっきりした姿を保っています。
収容力に長けた標準尺ワンステップ車ですが特に決まった路線に入っているようなことはなく、白糸滝方面や万野・粟倉団地方面などで他の中型車とともに運用されています。

富士急静岡バスの所属車両は中型車が中心な印象ですが、大型車も数年おきに1-2台程度でぽつぽつと在籍しています。W4661もそのような大型車の1台で、同年式・同型式の車両は富士急静岡バス（W4661）と富士急シティバス（E4662）に各1台が在籍するのみです。
2014年に富士宮営業所にW3467号車が登場してからは鷹岡or富士営業所に異動していましたが、撮影時は富士宮営業所が担当する白糸滝方面の路線に入っていたため、つい最近になって富士宮営業所に戻ってきたようです（あるいは単なる代走かも？ 富士宮、鷹岡、富士の各営業所の所属がわかる記号や目印がないため大変です）。

なお、富士急行グループのバスの車両番号は下2桁が車両ごとの固有の番号となっているはずですが、「＊661」の番号は山梨のF2661（ACG-HU8JMFP）、シティバスのE6661（PA-MK27FH）、そして同じ富士急静岡バスでもW8661（KL-UA452MAN改）が名乗っており、W4661を含めてなんと4台で重複しています。メーカーと年式の奇数偶数を表す千の位が被っていなければOKということなのでしょうか……？