
関東自動車が所有するいすゞ・エルガミオ。自社発注、2003年式のワンステップ車です。
KK-車として比較的後期の車両で、屋根上のゼクセル製クーラーは前方寄りに搭載されています。また、クーラーの前後には1基ずつ角形ベンチレーターが搭載されており、前面のエンブレムとあわせて同社のこだわり仕様といえます。
細かいところでは、ヘッドランプの上や右に小さな手すりのようなものがいくつか設けられているのも特徴かもしれません。なお、前後端に搭載されていたマーカーランプはこの頃にはなくなっています。
当時の乗降方式は前乗り前降りで、中扉の使用は車いすの乗降時に限られます。側面の行先表示器は戸袋窓の直前・前扉と中扉のほぼ中間で、前面・後面とあわせて3方向とも新製当初からLED式の表示器を搭載しています。
(ゼクセルがサーモキングへと社名を変更したのは2003年5月のこと。この車両のクーラーは登場時期的にまだ『ゼクセル製』でよさそうです)
導入当初は県南営業所・石橋車庫に所属し「とちぎ200か106」のナンバーを付けており、その後2008年1月に石橋車庫が石橋営業所として独立したため、番号はそのままで宇都宮ナンバーへの登録変更を行っています。 県南営業所はとちぎナンバー区域の小山市、石橋車庫→営業所は宇都宮ナンバー区域の下野市に所在するため、石橋車庫の独立によって同車のような登録変更を経ている車両が多数存在しています。
事業者:関東自動車
ナンバー:宇都宮230い106
車両番号:-
車種:いすゞ/エルガミオ
ボディ:いすゞバス製造
型式:KK-LR233J1改
年式:2003年
撮影日:2015年9月1日