

茨城交通が所有するいすゞ・エルガミオ。2014年に京成トランジットバスから移籍した、2002年式のノンステップ車です。この世代のノンステップ車は型式の最後に「改」がつきます。
クーラーの搭載位置が前方に移動する前の、KK-車の中では前期型といえる車両です。
中扉にあるオレンジ色の注意書きが目立ち、一見すると京成バスからの移籍車のように見えますが、同車は京成グループの中でも京成トランジットバスからの移籍車です。
開閉部分を除いて側面窓には濃いスモークフィルムが京成トランジットバス時代に貼り付けられており、他の車両との外観上の大きな相違点になっています。車内の内装の色使いも京成バス本体の車両とは大きく異なり、さらに変速機がAT(オートマ)仕様という、数ある茨交のエルガミオ全体で見てもかなり個性的な車両となっています。
京成トランジットバスの車体塗装は京成バスのものとはまるで異なり、あずき色の一色塗りに黄色のレタリングを入れたものとなっています。茨交塗装に衣替えしてはいますが、よく見ると屋根上のクーラーのメッシュ部分に移籍前の名残であるあずき色が残っているのがわかります。
事業者:茨城交通(←京成トランジットバス)
ナンバー:水戸200か1504
車両番号:-
車種:いすゞ/エルガミオ
ボディ:いすゞバス製造
型式:KK-LR233J1改
年式:2002年
撮影日:2017年8月31日