しずてつジャストラインが所有するいすゞ・エルガ。
2005年式のグループのうちの1台で、静岡200か338～351の12台（342・349は欠番）が登場しました。 このグループより前扉～中扉間の窓割りがわずかながら変化し、前が狭く・中央が広かった以前のエルガに対し、前後が入れ替わって前が広く・中央が狭くなっています。

このグループの当初の配置は西久保と唐瀬のみだったようですが、のちに一部が他所に転属したり、教習車化されたり、中には早期に除籍され他社へ移籍した車両も出ているなど、特に車両の動きが活発なグループといえそうです。
2021年10月現在は唐瀬に所属する344は、このグループでは珍しく唐瀬を離れていない……わけではなく、なんと
唐瀬（新製配置）
→丸子（2016.8）
　→唐瀬（2017.6ごろ？）
　　→鳥坂（2019.10）
　　　→岡部（2020.02）
　　　　→西久保（2020.10）
　　　　　→唐瀬（2021.03） という、しずてつでも屈指の転属歴を持っている1台なのです。
ここ数年は低床車の移籍が非常に増えており、外出も満足にできない中で移籍車を把握するのが非常に困難になっています。数か月ぶりに駅前に出てみれば、思わぬ車両が思わぬ路線でやってきて浦島太郎状態になることもしばしば……

下は丸子所属時代の同車で、撮影は2017年3月20日のこと。側面のラッピングも頻繁に貼り替えられているため、エルガのような多数派では特に、正直なところ気を付けていないと移籍したことに気付かないことさえ珍しくありません。