
山陽バスが所有するいすゞ・エルガ。2010年式のノンステップ車です。
側面に明石海峡大橋の2基の主塔とそのたもとにある「移情閣」のシルエットを描いた、山陽バスのノンステ専用塗装を施されています。元となった塗装の白・黄の地色と灰色のラインを生かした秀逸なデザインです。
山陽バスのエルガは、特に屋根上の様子が導入タイミングでころころ変わっており、同車の場合はデンソー製クーラーと前端・後端に1つずつ丸型ベンチレーターを搭載しています。エルガではPJ-車まで後ろ寄りのベンチレーターが2基ありましたが、2008年にPKG-/PDG-車となってから1基に削減されています。クーラーのデンソー製・サーモキング製は同じ年でも並行して導入されているようです。
さらに山陽バスではクーラーのメーカーのほか、どういう理由か変速機においてもオートマ車とマニュアル車が並行導入されており(この時期はいすゞ車がAT、日デ車がMT)、その関係で同じ世代のエルガでも排ガス規制記号がPKG-のものとPDG-のものが混在しています。バリエーションが豊かなのは趣味的に面白いことではあるのですが、車両を覚えない限りはリアウインドウのステッカーを確認しなければ排ガス規制記号がわからないのが難しいところ……この車の場合は「燃費基準達成車」のステッカーのないAT車で、排ガス規制記号は「PDG-」です。
事業者:山陽バス
ナンバー:神戸200か3424
車両番号:2062A
車種:いすゞ/エルガ
ボディ:ジェイ・バス
型式:PDG-LV234L2
年式:2010年
撮影日:2021年11月22日