

富士急静岡バスが所有していた日産ディーゼル・UA。富士急グループに多数導入されたCNG車のうちの1台で、車両番号2桁目より2006年に導入された車両です。
CNG車としては珍しいワンステップ車で、車体は西日本車体工業B-Ⅱ/96MCを架装、屋根上にデンソー製クーラーとCNGタンクを載せています。
1番違いの
W8661と同じ仕様で、灯火規制に対応したKL-UAという折衷仕様の一台です。
そのW8661と同じく、富士急ハイランド内のCNGステーション閉鎖により山梨から転属してきたCNGエルガに置き換えられる形で2019年に引退してしまいました。CNGバスのタンクの乗せ換えには高額な費用が掛かるため、タンクを載せ替えたらしいW8364・W8365のような例外を除いてほぼ確実に15年以内で引退となってしまうのです。単純計算ではあと1-2年ほどタンクの耐用年数が残っていたはずで(しかしそれも去年まで)、突然の引退に驚いてしまったものです。
事業者:富士急静岡バス
ナンバー:富士山240あ8662
車両番号:W8662
車種:日産ディーゼル/UA
ボディ:西日本車体工業 B-Ⅱ 96MC
型式:KL-UA452MAN改
年式:2006年
撮影日:2017年7月10日