
富士急静岡バスが所有するいすゞ・エルガミオ。車番の百位より登場は2000年、エルガミオとしてモデルチェンジして間もない頃の車両です。
このグループは4050番台~4060番台と飛んで4090番台を付番され20台近くが在籍していましたが、登場から20年以上を迎えていよいよ古参車の部類に入ってきており、2017年ごろから年を追うごとに少しずつ数を減らし続けた結果、富士急静岡バスでは
W4094が最後の1台として鷹岡営業所に残るのみとなっていました。
しかし、2022年5月になって突如お隣の富士急シティバスからE4091(沼津200か208)が転属し、新たに富士山ナンバーを取得のうえW4091(富士山240あ4091)として再デビューしました。相次いで引退を迎えた西工CNG車であるW8364・W8365の分を転属によって補充したのかもしれません。
同時に転属してきたもと富士急山梨バス→富士急バスのF8272ほどではありませんが、個人的にこちらもたいへん驚きの動きでした。
車両の仕様としては他の兄弟車たちと大差なく、前中扉の配置で中扉はグライドスライドドアのノンステップ車、クーラーはゼクセル製を前後方向の中央に搭載となっています。
ちなみに、前面行先表示器とフロントガラスの間の部分が黄色く塗装されているのはこの年の導入車まで。日野車中心となった2001年の導入車より、黄色が両端で途切れるようになりました。
事業者:富士急静岡バス
ナンバー:富士山240あ4091
車両番号:W4091
車種:いすゞ/エルガミオ
ボディ:いすゞバス製造
型式:KK-LR233J1改
年式:2000年
撮影日:2022年5月25日