富士急静岡バスが所有する日野・レインボー。
車両番号の百位より1992年式の車両で、同社はもとより富士急グループ全体でも最古参と思われる1台です。
前折・後折の扉配置、幕式の行先表示器、銀サッシの二段窓、さらに車内は板張りの床とレトロ感たっぷりな外観ですが、2年後に登場したW3495と比較するとさらに塗装仕上げの後扉、左右同じ大きさのサイドミラー、クーラー後方のベンチレーターといった相違点があります。
方向幕設置部分の車内側には、富士宮営業所の記号が変更される1995年以前の「A1277」という車両番号の表記が残っています。

所属は富士宮営業所。2020年で登場から28年となりましたが、前照灯を白色LEDに換装するなどの手入れを受けながら、変わらず富士宮駅発着路線を中心に各路線で活躍しています。