
川崎市交通局が所有していた日産ディーゼルUA。車体は富士重工R17型E(7E)。改良後のいわゆる「新7E」ボディを架装しています。
2002年度(2003年)式の車両で、港湾地域の路線が多い塩浜営業所に所属。工業地帯の通勤輸送を担う同営業所には日産ディーゼル製の長尺ノンステップ車が多数在籍していますが、その中で富士重工製ボディを架装した車両はこの1台のみ。さらに、富士重ボディと同型式ノンステの組み合わせはこの1台の他には北海道の旭川電気軌道と道南バスが導入したのみで、本州で唯一という貴重な存在でした。
その収容力を生かして管内各路線のみならずイベントの際のシャトルバスにも積極的に起用されていたそうですが、2020年2月にはついに引退を迎えました。およそ17年の活躍となるのですが、首都圏のバスの使用年数が少しずつ伸びていることを感じさせます。
事業者:川崎市交通局
ナンバー:川崎200か232
車両番号:S-4430
車種:日産ディーゼル/UA
ボディ:富士重工業 R17型E
型式:KL-UA452PAN改
年式:2003年
撮影日:2017年6月26日