

山交バスが所有する日産ディーゼルRM。車体は富士重工R18型E(8E)を架装しています。山交バスの車両番号は万・千の位が年式に対応しています(00年代は70と表記)。
車いすの乗降に対応したワンステップ車で、黒いサッシの逆T字窓やLED式の行先表示器で古さを感じさせない見た目に仕上がっています。屋根上に載っている大型車用を縮小したような外観のゼクセル製クーラーが特徴的で、このタイプが8Eに搭載されているのはあまり見かけません。
そしてなにより個性的なのがリアの3連テールランプで、上段がブレーキランプ・下段がウインカーと上下に分かれており、さらにこのウインカーが中央から外側へ向かって流れるように点灯するのです。これは山交バスの日デ車の特徴ですが、同時に導入された他のメーカーの車両ではいたって一般的な灯具配置になっており、日デ車のみに見られた仕様というのがさらに興味深いところです。現在はU-車やKC-車の引退が進み、このテールランプを見られる車両もすっかり少なくなってしまったそうです。
事業者:山交バス
ナンバー:山形200か60
車両番号:70012
車種:日産ディーゼル/RM
ボディ:富士重工業 R18型E
型式:KK-RM252GAN
年式:2000年
撮影日:2016年11月9日